70-80年代“女性映画人”の足跡を辿る上映企画が東京・国立映画アーカイブで、時枝俊江など74作品

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企画上映「日本の女性映画人(2)──1970-1980年代」が、東京の国立映画アーカイブにて、2024年2月6日(火)から3月24日(日)まで開催される。 70-80年代“日本の女性映画人”が手掛けた計74作品を上映日本映画の歴史において“女性映画人”たちは、監督・製作・脚本・美術・衣裳デザイン・編集・結髪・スクリプターなど、多様な領域でその手腕を発揮してきた。企画上映「日本の女性映画人(2)──1970-1980年代」では、女性映画人たちが監督・脚本・製作などを手掛けた1970-80年代の作品を中心に、劇映画からドキュメンタリーまで計74作品・47プログラムを上映する。 女性監督たちによる多様な映画作品1970年代以降は、独立プロを基盤として女性監督たちが活路を切り拓いていった時代。例えば宮城まり子『ねむの木の詩がきこえる』は社会運動に根差した題材で大きな反響を呼び、自主製作の動向から頭角を現した鵞樹丸は『わらじ片っぽ』で前衛的表現を開拓した。 娯楽映画やドキュメンタリーも一方、『メカゴジラの逆襲』の高山由紀子や『ビー・バップ・ハイスクール』の那須真知子など、娯楽映画における女性脚本家たちの台頭も特徴的。ドキュメンタリーの分野では、時枝俊江や藤原智子が登場した。企画上映では、このように多様な作品たちから、日本映画の転換期に新機軸をもたらした女性映画人たちの足跡を振り返ることができ...

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